『生きとるわ』著:又吉直樹

いきなり個人的なことなのですが、この『生きとるは』を本屋で購入したいと思い立ち寄ったら、在庫切れのため三軒の本屋を周りました。

そのこともあり読む前から思い入れが強くなった一冊なのですが、読了後しばらくして…、

今思えば、人生とは思い通りにいかないものであることを『生きとるわ』は体現しているところもあり、購入前から私に体験させてくれたのでは?と運命的なことを一方的に感じてしまいました。

 

その『生きとるわ』のあらすじ紹介

公認会計士として傍目には順調な生活を送っている岡田。

本当は、その裏で高校時代の仲間だった横井に多額のお金を貸していて、それに悩まされていた…。

しかも横井は、他の仲間たちからも借金を重ねた挙句、姿をくらましていた。そして、阪神タイガースのセ・リーグ優勝が決まった夜、大阪・道頓堀で岡田は横井と偶然な再会をする。

それをきっかけに、岡田は現在と過去の自分の人生を考えはじめ、横井から貸した金を取り戻そうとするが…。

岡田がはまっていた人生の落とし穴は想像以上に深いものだった。

一人の男の人生を通して、生きることの大変さ・恐ろしさ、そして生きていくのに大切なものとはどんなものか考えさせられる長編小説。

 

著者・又吉直樹さんについて

お笑い芸人であり、小説家。

現在はYouTubeで活動もしていて、著者ご本人から「生きとるわ」のお話も聞けます!

2015年(平成27年)にデビュー作「火花」で芥川賞を受賞。

他には「劇場」「人間」「月と散文」などの著書があります。

 

『生きとるわ』おすすめポイント

あらすじでも登場した横井は、岡田から多額のお金を借りながら他の人間からも借金して返していなかったりと、やばい男だなぁと思うのですが…。

岡田と横井の出会った学生時代を知っていくと、おや?と気になる出来事が多々あり、二人の関係性に引き込まれていきます。

そして、この物語は岡田という人間の人生だと思っていたところで、意外な最後。

読了した瞬間にタイトルの意味を理解し、私はその衝撃で、深いため息をつくことしかできませんでした…。

やっとでた言葉が「すごい、面白い…。」でした。

興味がある方は、ぜひ一読してください!

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